5/11(木)の公演。
『ファラオの娘』はDVD(ザハロワ主演)が発売されているけど、それはまだ見たことがないので、今回が全くの初見。
この日の主演はアスピシアがS.ルンキナ、ウィルソン卿/タオールがD.グダーノフ。
ルンキナは高貴で凛としたお姫様でした。
夢見がちというタイプではなく、ちょっと現実的でクールな雰囲気。ボリショイにしてはちょっと線が細い踊りだけど、群舞の中にいてもすぐに「主役」だとわかるオーラを出してます。スタイル抜群&超美人なので、決めポーズがとにかく美しかったです。 ただ演技面では上記のクールな面が出るせいか、ちょっと淡泊に見えたかも。ベタベタの古典よりも、新しい時代の作品の方が似合うかもしれません。ちなみにこの日、初めて彼女の踊りを生で見たのでした(今までは怪我やらおめでたやらでキャンセルになってた)。
グダーノフもこの日が初見。
品があって端正で、踊りは結構力強い(でも力任せではない)。
今回来日した4人の男性プリンシパルの中では、実は一番ノーブルかもしれない(あ、フィーリンがいるから一番は言い過ぎかな?)。テクニックあり、サポートよし、自分をあまり推し出さないけどちゃんと存在感あり。かなり気に入りました。
今後また見る機会があったら見逃せないダンサーです。
あと脇を固めた面子も充実してました。
ジョン・ブル役のメドヴェージェフはコミカルに動きつつも踊りは盤石、ラムゼ役のアンドリエンコ(『ラ・バヤデール』では影の王国の第1ソリスト)がコール・ドながらも大健闘。力強いテクニックで大きな拍手をもらっていました。
漁師の妻で出演したシプリナ。とても市井の人には見えない高貴な雰囲気で、華やかに踊っていました。
あと2幕のヴァリエーションは総じて高レベル。オシポワ、ゴドフスキーなど、『ラ・バヤデール』で好演したメンバーが、今日もいい踊りを見せていました。
振付は結構難易度高し。群舞も結構踊るので、この作品を踊る力を持つバレエ団は限られますね。なによりも出演人数がものすごい。ダンサーだけで100名以上というから、ボリショイクラスじゃないと上演不可能ですね。
音楽的には正直「ただの伴奏」レベルだし、ストーリーも大したことないので、映像だと途中で飽きてしまうと思います。でも生の舞台としては、豪華な衣装&セット、どんどん出てくるダンサーたちなど、結構楽しめる作品でした。
なんかしばらくしたらまた見たくなりそうな気がします(でもボリショイ限定ね)。
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