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日本バレエフェスティバル

土日に日本バレエフェスティバル@新国立劇場に行ってきた。

数年前にも一度入った事があるんだけど、その時と比べてちょっと盛り上がりに欠けた印象。
いい出来の人と普通の出来の人、そして悪い出来の人との差がとてもくっきりと出ていたかな。
とりあえずいい出来の人についてだけ書いておこう。

今回で引退となる志賀三佐枝さんの『ロミオとジュリエット』バルコニーのシーン(パートナーは山本隆之さん)。詩的で軽やかな彼女の踊りが見納めになってしまうのは本当に惜しい。彼女の踊りの良さが全て出た最後の舞台だった。

『ゴパック』を踊った岩田守弘さん。ボリショイで踊っているだけに、踊りが大きいのが特徴。豪快な跳躍と大技の連続で会場を多いに沸かせていました。

ルシア・ラカッラとシリル。ピエールの『プルースト』より「囚われの女」。モノトーンの舞台でとても静的な作品。二人のパートナーシップの良さも光り、とても面白かった。ラストの白い布が落ちるシーンはとても美しく印象的だった。翌日の『カルメン』もよかったけど、個人的にはこちらのほうが好み(ルシアはちょっとやせ過ぎでないかい?)。

島田衣子さんと逸見智彦さんによる『ラ・シルフィード』第2幕のパ・ド・ドゥ。佐々木陽平さんの急な降板を受けての即席コンビだったけど、サポートシーンがほとんどないこともあって大きな問題にはなっていませんでした。可愛らしく魅力的なシルフィード=島田さんと凛々しいジェームズ=逸見さんと、二人の良さがそれぞれでていたと思います。

『ライモンダ』第3幕パ・ド・ディスからの踊りを踊った宮内真理子さんと法村圭緒さん。宮内さんの芯の通った凛とした踊りが印象的。深窓の姫君にしては我の強そうなキャラクターでしたが(笑)、その辺りはダンサーの個性ということで。11月の新国立劇場バレエ団公演でのライモンダも楽しみになりました。

『内_uchi/外_soto』を踊った酒井はなさんと西島千博さん。出演日本人の中では唯一の非クラシック作品。見せ方をよく知っている二人だけに観客の目をしっかりと引きつける動き。また見てみたい作品でした。

下村由理恵さん、佐々木大さん、長瀬伸也さんによる『海賊』第2幕よりパ・ド・トロワ。正確な技術と豪快な技の連続で観客は大きく盛り上がりました。下村さんは踊りのアクセントのつけ方が心地よい。佐々木さんは急遽出演だったけど、持ち味の柔軟性とダイナミックな踊りが素晴らしい。3年前に見た時は不調だったので、ようやく好調な彼の踊りを見れたのが嬉しい。長瀬さんも高い跳躍と難易度の高い技で観客を魅了。カーテンコールで拍手が鳴り止まずに2回登場したのはこの組だけでした。

その他の出演者は簡単に。

土曜に『ドン・キホーテ』バジルを踊った菊池研くん。粗削りだけどとにかく観客を楽しませようという意欲が良い。課題もあるんだけど、若いんだからチャレンジ精神で頑張って欲しいね。

久しぶりに主役の踊りを踊る小嶋直也さんを見れた。急遽出演だったのでパートナーの島田衣子さんと合わせる時間がなかったようでサポートはいまいちだったし、体力もかなり落ちているらしく後半は流し気味ではあったけど、滞空時間の長い跳躍は健在。それを見れただけで結構満足だった。

もうお馴染のデニス・マトヴィエンコ。安定したテクニックに加えて、観客を喜ばせる見せ方も上手くなっていて大歓声だった。パートナーがアレだったけど、彼の出来は素晴らしかったよ。

とりあえずこんな感じ。
ちなみにザハロワ&ゼレンスキーの『若者と死』はなんか違和感があった。二人とも頑張っていたけれど、根本的に作品世界と合っていないんじゃないかな。だいたい両日ともラカッラの後にプティ作品を踊るというのがすでに大きなハンデだし。

それなりに楽しめた公演だったけど、来年は行かなくてもいいかなー。
正直そう思いましたです。

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