• 購読する
  • home
  • >ブログ
  • >ballet
  • >アメリカン・バレエ・シアター『ドン・キホーテ』

アメリカン・バレエ・シアター『ドン・キホーテ』

7/29(金)18時半開演。

見終わった後、なんかモヤモヤした気分になった。
2幕で寝ちゃったけど、ドンキで寝たなんて初めてだぞ!

正直、印象に残ったダンサーが3人しかいないのはどうなんだ。

バジルのホセ・カレーニョはちょっとお疲れモードだったけど、相変わらず端正で品があって素晴らしかった。ピルエットの軸は絶対ブレないし、演技もやり過ぎず薄過ぎず程良い感じ。絶好調ではないけれど、ちゃんと魅せてたね。プロだ。

ジプシーの踊りのエルマン・コルネホ。なんだありゃ。跳躍の高さ、体のしなり、回転、どれをとっても抜けていた。なんか「規格外」って感じの踊りだった。登場シーンが少ししかないのがとっても惜しい!もっともっと見たいぞ!

アモール(キューピッド)のサラ・レーン、とっても可愛くて踊りもキレイ。妖精のような現実感のない、透明感のある踊りだった。2幕はかなり眠かったけど、彼女が踊る時だけはばっちり目が覚めたくらい。

他はどーかなー。
キトリのジュリー・ケントは悪くは無かったし、主役らしいオーラももっていたんだけど、根本的にキトリ向きではないような印象。産休明けということもあり、踊りはちょっと流し気味だったし。まー、一応主役として頑張っていたのでいいかな。

エスパーダ、メルセデスのゲンナジー・サヴェリエフ&ヴェロニカ・パールトは...うーん、全然印象に残らなかった。サヴェリエフはゴメス怪我のため急遽代役だったんだけど、彼も病み上がりだったらしく、キレは全然なかった。前回来日の時は結構よかったんだけどね。パールトは...私の好みからは外れたタイプのバレリーナでした。なんというか、「重い」のよ。丁寧さもあまり感じなかったな。

キャラクテールは結構充実。
特にサンチョ・パンサ役のフリオ・ブラガド=ヤングは終始何かしらやっていて油断できない(笑)。なにしろカーテンコールの時までいろいろやってるんだから。
ガマーシュはギョーム・グラファン。パンフレットにある若かりし頃の2枚目写真からはとても想像できないくらい恰幅のいい姿だったけど(笑)、こちらも細かいことをいろいろやっていた。
ドン・キホーテ役はヴィクター・バービー。なんだかやたらと表情と感情の豊かなドン・キホーテだった。ああいうキャラクターだったっけ?騎士道精神とかは全然感じなかったけど、その辺りどーなんだろ?キトリ&バジルに味方してくれる、物分かりの良い老旅人くらいの役回りにしか思えなかったな。
ロレンソはアイザック・スタッパス。物分かりの悪いいかついオヤジ像だった。ガマーシュたちといろいろ絡んでいて、1幕では主役を見るか、脇の老人たちを見るかで迷った(笑)

で、冒頭の「モヤモヤ」の一番の原因はやはりコールド。もともとABTのコールドには大して期待はしてなかったんだけど、予想をはるかに下回る酷さだった。どこかの教室の発表会か?というくらい。よくもまあ、ここまでバラバラに踊れるもんだと感心してしまった。連日慣れない日本の環境で踊って疲れてるのはわかるけど、それにしても酷い出来なのは事実。「しばらくABTの全幕物は見なくてもいいかな」って思っちゃったよ。前回来日の時(『海賊』『メリー・ウィドウ』)にはそんなことは思わなかったんだけど...。

とりあえず今回のABTの来日公演は1回しか見に行けなかったけど、それで良かったかな、と思ってしまった。
ABTはスターシステムをとっているバレエ団。今回はそのスター(プリンシパル)に怪我人その他で結構な数が出演できなくなる事態になって、その弊害(舞台水準が一握りにスターに依存)がでちゃったのかな。

そんなわけで不完全燃焼に終わったABT観劇でした。。。

trackback[0]

トラックバックURLhttp://www.cafedessin.jp/mt/mt426/mt-tb.cgi/168

コメントを書き込む