しばらくエントリーしてなかったけど、来日中のロイヤル・バレエ公演はもちろん見に行ってました。『シンデレラ』は初日、3日目、最終日の3回見に行きました。
初日はアリーナ・コジョカル降板によりダーシー・バッセルがタイトルロール。
それに伴い、王子役はヨハン・コボーからデヴィッド・マッカテリに変更。
コジョカルは新国での『マノン』『ロミオとジュリエット』に続いて日本で3回目の降板。
縁がないんですかねー(ガラ公演なら見たことあるけど)。
3日目は日本初登場のロベルタ・マルケスとイヴァン・プトロフ。
そして最終日は吉田都とフェデリコ・ボネッリ。
やっぱり一番良かったのは吉田都さんでしたね。
健気で夢見る少女で、キラキラ輝いていました。会場も異様に盛り上がり、カーテンコールは異例の長さに。客電がついても帰る人はほとんどいなくて、1階席はオールスタンディング状態。都さんはレヴェランスの時に涙ぐんでいましたし。
『シンデレラ』で目頭が熱くなるとは思いませんでしたよ。ホントに素晴らしい舞台でした。
ダーシーは、とっても威厳のあるシンデレラ。1幕の灰かぶりのグレー衣装状態でも、気品に満ちあふれていました。なので、2幕舞踏会ではもうはや女王のような存在感。相手役のマッカテリが身長はあるけど地味なタイプだったので、彼女一人で盛り上げていたという感じでした(正確には彼女+義理の姉二人)。
マルケスは、明るく等身大の女の子で、不幸を不幸とも思わない朗らかなシンデレラ。細かい踊りや難しいところなどは勢いでこなしていた感じはあったけど、おとぎ話の夢物語感はよく出ていました。気品はまだまだだったけど、これはこれから少しずつ身につけていってくれればいいかな。まだ若いし。
アシュトン版『シンデレラ』といえば義理の姉二人。男性キャラクターダンサー二人によって怪演されるこの役どころ。往年の名ダンサー、サー・アンソニー・ダウエルとウェイン・スリープが主役顔負けの存在感を出していました。下手すると「えげつない」感じになってしまうんだけど、その辺りは程よく加減してあって、物語のメリハリを出していました。
他では道化役のホセ・マルティンが楽しげに美しく踊っていました。最終日はコールドの女の子にいろいろちょっかいを出していて遊んでいましたけど(笑)。四季の精は振付が難しく、なかなか満足できるレベルの踊りはなかったけど、サラ・ラムとローレン・カスバートソンはいい印象でした。
舞台美術と衣装はちょっと不満足。場面転換の音は五月蝿いし、重厚感とおとぎ話の雰囲気にかけていたように思った。新国に譲った以前のセットの方が私は好きですね。
あといつもいろいろ書いているオケ。今回は東京シティ・フィルだったけど、木管がいまいち。金管は比較的なっていたとは思うけど、プロコフィエフの難解な節回しに木管部隊が苦労していたように聞こえました。
さてと、今日からはアシュトンにならんでロイヤルが誇るマクミラン振付の『マノン』が始まります。いよいよギエム登場。日本で彼女の古典全幕物を見れるのは最後だと思ってるので、とっても楽しみです。では、行ってきますー!
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