2004-2005シーズン最後の演目『ドン・キホーテ』初日。
前回『眠れる森の美女』に続いて今シーズン3度目の登場のS.ザハロワとA.ウヴァーロフ。前回は調子がイマイチだったのですが、今回は二人とも素晴らしい出来でした。ザハロワはメリハリの効いたテキパキした踊りながら愛嬌があり、ウヴァーロフは安定したサポートとダイナミックな踊りで観客を魅了していました。二人の息も合っていて、1幕の片手リフトの場面は2度ともバッチリ決まり、ザハロワが上で扇子をパタパタやる余裕もありました。二日連続での出演ですが、明日もこの調子で頑張って欲しいですね。
エスパーダ役はI.ガリムーリン。ベテランらしく破綻なくきっちり踊ってましたが、さすがにそろそろきつくなってきたかな?と思わせるところもありました。というかちょっと太かった...。街の踊り子は真忠久美子。キレイだし雰囲気もいいんだけど何か芯が通っていないような印象。素材としてはとてもいいものをもってるので、何か「もったいない」と思ってしまう。
キトリの友人二人は遠藤睦子さんに西山裕子さん。二人とも安定していたし、マイム部分も問題なし。特に西山さんはラインは美しいし踊りも軽やかで華やかだった。
2幕森の場面、森の女王は川村真樹さん。清楚で凛とした踊りがとっても好み。派手さはないけど、いいダンサーですよ。キューピッドはさいとう美帆さん。彼女の愛らしい容姿と確実な技術がピッタリ合っていた。いいキャスティングです。
3幕のヴァリエーションでは寺島ひろみさんと本島美和さんが登場。寺島さんは前回『眠り』以降、「お姫様」モードがオンになったのか、踊りがキラキラと輝いていた。出来も素晴らしく、大きな拍手をもらっていました。本島さんは来週キトリを踊る前の足慣らしか。大過なく踊ってました。来週はどういうキトリになるのか楽しみです。
その他では酒場の場面でギターの踊りを踊った大森結城さん。しっとりとした踊りを踊らせるとホントに上手い。カスタネットの使い方もバッチリで素晴らしかった。メルセデスは湯川麻美子さん。こういうキャラクテール役はとってもお似合い。色気と華やかさ共に表現できていました。
群舞の出来はかなり○。今日は音楽が異様に早かったんだけど、遅れることなく全員がピッタリと揃っていた。また無味乾燥ではなくとても楽しそうに、朗らかな雰囲気を出していたし、見ていて爽快感があった。この調子で頑張ってください。
オケは東京フィルハーモニー管弦楽団(指揮ボリス・グルージン)。上にも書いたようにテンポは早めだったが、演奏自体はとても良かった。いつも必ずやらかす金管も今日はとてもよく響いており「なんだ、やればできるんじゃん」って思った(笑)
明日も同じキャスト。2日連続だけど、みんな頑張ってねー。
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