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ブログ

この数年来お気に入りの振付家ナチョ・ドゥアト。
いつも見に行っている新国立劇場バレエ団が、彼の作品だけのプログラムをやるというので、ワクワクしながら劇場へ行ってきました。

『ドゥエンデ』
ドビュッシーの音楽を用いて構成された作品。4年前に私が始めて見たナチョ作品でもあります。全ての動きが流れるように、音楽を奏でるように振付られていて、ドビュッシーの音楽に心地よく浸れました。音楽の踊りの「拍」「余韻」が見事なまでに一致していて、音楽の良さをより一層引き出してくれます。何度でも見てみたいですね、これは。

『ジャルディ・タンカート』
ナチョの処女作。2年半振りの再演。スペイン地中海地方の乾いた空気と土のにおいを感じさせてくれる作品。今回上演される中で一番少ない人数ですが(6人)、その分の「余白」が作品の持つメッセージをより強く訴えているように感じます。人数が少ない分、個々のダンサーの負担がとても大きく、大変そうです(はぁはぁ、という呼吸音が耳に入ります)。

『ポル・ヴォス・ムエロ』
スペインの古楽を用いた作品。日本初演。典雅で奥行のある印象。舞台セットがシンプルながらとても美しく、またその使い方も上手い。様々な感情が秘められて、それぞれが入れ替わり立ち替わりに登場する。しかしあくまでも音楽的で美しい。

ナチョ・ドゥアトという振付家は、本当に音楽の使い方が巧い。常に音楽と踊りが一体化している。そのため、初見の作品であっても違和感はなく心地よい。ダンサーにとっても身体的にはしんどいが、やはり心地よいらしい。

日曜までの4公演、全て通う予定なので、その中で作品が、ダンサー達が、どう変わっていくのかを楽しんで見てこようと思っています。